座学での勉強だけでも、とても実践的で刺激的な内容でしたが、いよいよ講義の後半では食べ比べに移ります。普段は何気なくお野菜を食べているだけに、「食べ比べる」というのは新鮮ですよね!今回はピーマンとトマトをそれぞれ3種類食べ比べてみました。 まず、今回食べ比べるお野菜の産地など、学んだばかりの知識を活かしつつ、色や形、感触などの様々な情報を 『ベジフルカルテ』 に記入します。 『ベジフルカルテ』 とは、その名の通り、野菜と果物の情報を記録するシートのこと。これからマイスターとなるんですから、野菜や果物の情報は自分の頭や舌など、 自らの体に染み込ませていく必要がありますよね。だからこそ、目の前の野菜の情報を自分の感覚で素直に記入していくのがカルテ作成のポイントのよう。 この作業だけでも、ただ食べているだけだった野菜や果物がいつもと違って みえるので新鮮! |
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また、目で見たり、手で触れてみた感触のみならず、舌で味わった感覚も大事な情報!そこで、3種類のピーマンやトマトをそれぞれ食べてみました。ここでも先ほど習ったばかりの知識を活かしながら、順番に食べてみたところ、本当に 野菜によって甘みが違うんです!これには編集部も本当にビックリ!これまで、いかに適当に野菜を扱っていたかということに気付かされました。生の野菜を 味わうって、こういうことを言うんですね! 課題のお野菜を食べて味わうのももちろんですが、用意された糖度計で計り ながら、目でも味を学びます。糖度計とはその名の通り、野菜や果物の果汁から糖度を計る器具のこと。何だか理科の実験のような光景ですが、味が糖度というデジタルな指標で表されるので、味に対する理解が深まっていくんですよ! 「あ、このトマト、さっきのより糖度が高い!」 「糖度はあるけど、甘みをそこまで感じないのはなぜだろう?」 など、 個人的な味覚ではなく、 共通の物差しで味を共有できるから、 ディスカッションも盛り上がりますよね! |
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